紅茶の変わった利用法


これまで紅茶を飲むことでより健康になれることを述べてきましたが、紅茶には飲むだけでなく、他にも日常生活に役立つ意外な利用法があります。

 

① 髪や布を染める

紅茶には染色力があります。Tシャツやカーテンなどを褐色に染めてみるのも面白いものです。また髪を染めてみるのも一案です。市販の洗髪料と併用します。洗髪料で髪を染めたあと、冷めた紅茶ですすぐだけで、とてもきれいな黒褐色の髪に仕上がります。

 

② 魚のにおいをとる

魚を調理すると、どうしても魚臭さが残ります。水で洗ってもなかなか消えません。こんなときは、紅茶の葉で手をこすると驚くほどにおいが消えます。  また魚を焼いたあとの電子レンジやオーブン、網なども、紅茶液をしみ込ませた布でふくと簡単ににおいを取り除くことができます。

 

③ 冷蔵庫のにおいをとる

紅茶の葉を布やガーゼに包んで、冷蔵庫に入れておくと、冷蔵庫のいやなにおいを取り除くことができます。

 

④ スポーツドリンクに最適

マラソンのように持久力が勝負のスポーツは、かなりのエネルギーが必要です。 人間のエネルギー源は体内の脂肪とグリコーゲンで、通常は脂肪より先にグリコーゲンが消費されます。しかし、パワーを維持するためにはグリコーゲンは体内に残しておきたい物質です。ところが運動前にカフェインをとると、体内にグリコーゲンを蓄えたまま脂肪から先に燃焼することがわかりました。

 

参考文献:農学博士 大森正司著「実用紅茶健康法」