インドは世界最大の茶生産国で、世界の紅茶生産量の半分以上を占めている。
輸出量は自国消費量が多いので世界第2位となっている。
インド紅茶は1832年、ブルース少佐がアッサム原種を発見し、当時のインド総督ベンチンク卿が茶業委員会を作り、アッパーアッサムを適地として中国雑種の栽培を進めたのに始まっている。
野生のアッサム種を原料として中国式製法で作った紅茶を1836年にカルカッタに送り、1839年にはロンドンに送って好評を得たのがインド紅茶製造の始まりであり、1840年にはアッサム株式会社が設立され、イギリス東インド会社の援助のもと、本格的な茶園開発が始められた。
1855年、アッサム地域からスルマ渓谷のカシャール、シルヘットに至りやがてダージリンにも植付けが始まり、ドアーズやテライにも広がって今日の北東インド茶産地帯が出来あがった。
一方、ニルギリを中心とする南インドの茶産地は1834年にインド総督ベンチンク卿がニルギリに中国種の苗を送りカイティーに植えたのが始まりである。1839年にはニルギリで栽培に成功しウィナードにも広がっていった。
1893年にウパシに南インド茶栽培者協会が設立され企業化が進められて発展した。1926年ニルギリ地区に茶業研究所が開設され、1948年にコーチンが積み出し港となりコーチン・オークションが開かれるようになると、南インドの茶産業は急激に発展を遂げることになった。
1.北東インド
(1)アッサム地方
ブラマプトラ渓谷:ジョルハット、ラクヒンプール、ナウゴング、シブサガール、ダラン、ゴールパラ、カムラップ
スルマ渓谷 :カシャール、トリプラ、ユナイテッド・ミカール&ノース・カシャール・ヒルズ
(2)ウエスト・ベンガル地方
ダージリン、ドアーズ(ジャルパイグリ)、テライ(シリグリ)
(3)ビハール、オリッサ地方
ランチ、オリッサ
2.北西インド
(1)カングラ渓谷
(ヒマチャル・プラデッシュ:カングラ、パンジャブ:マンディー)
マンジー、カングラ
(2)中央連合地方
(ウッタープラデシュ、ウッタランチャル)
クマオン、デラダン、ガーウォル
3.南インド
<インド茶産地 >
(1)マドラス
コインバトーレ、カニヤクマリ、マドゥラ、ニルギリ、チルネルベリ
(2)マイソール
チクマガール
(3)ケララ
カンナノーレ、エルナクラム、イディッキ、コッタヤム(トラバンコール)、コージコード、 パルガート、キロン、トリチュール、トリバンドラム
有機JAS「有機加工食品の生産行程管理者」認証事業者 2019M-1
株式会社 ネット・コミュニケーションズ [食品事業部](紅茶部門)
(受注出荷センター/倉庫)
〒419-0112 静岡県田方郡函南町柏谷712-15
TEL:055-970-5151 FAX: 055-970-5160 Mail:office@organic-tea.jp
(本社)
〒101-0064 東京都千代田区神田猿楽町2-2-3 NSビル8F